令和7年2月6日(木)、13日(木)、食育実践科1年生は初めての外部講師実習を行いました。福島県の「日本調理技術専門学校」より4名の講師が来校し、日本料理(土鍋ご飯、出汁、照り焼き)、西洋料理(きのこリゾット、ミラノ風カツレツ)を2週にわたりご指導くださいました。生徒はデモンストレーションではメモを取りながら参加していたものの、いざ実習となると同じような切り方、焼き方をまねすることは簡単でありませんでした。普段の実習とは違う緊張感で臨みましたが、まだまだ課題は多いと感じたようです。
3年卒業時までに必要な知識や技術を身につけ、調理師資格が取得できるようこれからも意識を高く取り組んでほしいと思います。
令和7年2月13日(木)、食育実践科2年生13名は、花崎北小学校の出張授業に参加しました。5年生2クラスの子どもたちと『世界のスープと日本のお吸い物』をテーマに調理実習を行いました。
高校生は、かまぼこの飾り切りや一番だしに調味をする小学生にその手順をアドバイスし、お吸い物として完成させました。小学生は、自分たちで作ったお吸い物と高校から持参した手作りのクラムチャウダー、ミネストローネの3種類のスープを食べ比べ、それらのスープが食べられている代表的な地域や材料の特徴をワークシートに書き出しました。
小学生との異年齢交流を終えた高校生は「みんな一生懸命やってくれて楽しかった」「わかりやすく教えようと、言葉の選び方を工夫したので自分のためにもなった」などの感想を述べていました。
令和7年2月12日(水)5,6時間目。食育実践科2年生は、進路座談会を行いました。高校2年生の3学期は『3年0学期』ともいわれ、受験や就職を意識した取り組みをしていきます。例年この時期は、進路決定をしている食育実践科3年生から2年生へ向けて受験や就職試験の体験談を披露し今後の進路決定の参考にしています。
今回、協力してくれた3年生は、栄養系を中心に四年制大学や短期大学へ進学予定の代表者16名、調理関係に就職が内定している代表者7名です。受験ノートやパンフレットを持参し、実際に入試の際に行ったプレゼンテーションを実演しました。
身近な先輩から話を聞いた2年生は、今から取り組むべきこと、進路決定に向けた心構えなどを考える良い機会となりました。
令和7年2月8日(土)、加須市「龍興寺」が運営する『こども寺子屋』が本校で開催され、食育実践科1年生21名が調理実習のお手伝いで参加しました。
調理実習のメニューは、袱紗寿司と鰯のつみれ汁です。卵焼き鍋で薄焼き玉子を焼いたり、鰯の手開きに挑戦したりする小中学生へ高校生としてアドバイスを行ったり、試食の際にはコミュニケーションを取りながら食育を通して交流しました。
令和7年1月31日(金)11時30分~13時、食育実践科3年生は『午餐会』を開催しました。食育実践科での3年間の学びを支えてくれた先生方や保護者の皆様を和洋折衷のコース料理でお迎えし、感謝の気持ちを込めておもてなしをしました。
会場となる試食室は、海をイメージし手作りの装飾を施しました。料理は調理担当者が各セクションに分かれ心を込めて仕込みから盛り付けまでを行い、サービス担当によってお客様へ提供しました。
終盤になると、生徒が作成した午餐会の準備風景と卒業に際し伝えたいメッセージをまとめた動画を放映、代表生徒による感謝の言葉で締めくくると感極まる保護者も見受けられました。お土産には手書きのメッセージを添えたリンゴタルトを用意し、精一杯の感謝の気持ちと成長した姿をご覧いただくことができました。
毎年恒例となっていた午餐会は、コロナ禍以降5年ぶりに再開できました。これまでは先輩の背中を見て様々な行事を実施してきた生徒たちは、どのように感謝の気持ちを表現するか一から考え試行錯誤を繰り返しながら開催の運びとなりました。
来月には卒業を迎える3年生、残りの高校生活を有意義なものにしてほしいと思います。
こちらの様子は、本校HP『動画で見る花咲』でもお伝えしています。ぜひ、ご覧ください。